リウマチ患者のための
住環境整備ハンドブック

治療だけではなく
暮らし全体 で支える

このサイトは、関節リウマチのある方と、
その暮らしを支えるご家族・支援者のための情報です。

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関節リウマチにより関節に痛みが発生したり、体の調子が悪くなることがあります。
そのため、これまで出来た日常の動作ができなくなることもあります。
そんなときは努力で乗り切るというより、快適に動作しやすいように住環境を改善してみましょう。
痛みを我慢して動作を続けることで変形を進めてしまうことがないように、関節を保護するという意味でも住環境整備はとても有効です。

暮らしを支えるために

住環境の整備、自助具の使用について
〜整形外科医の立場から〜

東邦大学医療センター大森病院整形外科
窪田綾子 先生

1 段差をなくす

自宅で転倒して大腿骨頚部骨折など手術を要する骨折を受傷されることが多くみられます。
高齢化に伴う筋力低下、膝や足関節などの可動域制限、足趾変形などにより少しの段差につまづきやすくなるためと考えられます。

2 椅子、トイレ、ベッドなどの工夫

リウマチは多関節の症状を認めることが多く、トータルで機能障害を考えます。
低すぎる椅子やトイレから立ち上がる時に反動をつけると頚椎へ負担がかかります。
また、上肢に無理な荷重をかけると手指変形を助長したり、肘関節に負担がかかります。
適切な高さのベッドが良く、リクライニング機能があると、より良いでしょう。

3 自助具の使用

手指の使いにくさを感じるリウマチ患者さんではオープナー、ばね箸などの自助具は有用です。
装具、スプリントは種々あり、関節変形が比較的軽度な場合は有効ですが、変形が高度な場合は手術を検討しても良 いでしょう。
またリーチ機能(腕を伸ばして物を取る動作)が両側とも障害され整容および排泄動作が困難な場合は、肩または肘 関節の手術を検討することがあります。